車いす
一口に車いすといっても、様々な種類があります。
■利用者自ら動かす自走用車いす
■介助者が動かす介助用車いす
その他、リクライニング式車いす、座席昇降式車いす、片手駆動式車いす、前輪駆動式車いす、足駆動式車いす、電動三輪・四輪車(シニアカート)、昨今ではスポーツ用車いすも使われるようになりました。
自走用車いす
歩行が不可能でも、両上肢に痛みや筋力低下がない場合に適しています。
後輪が大きく、後輪についているハンドリム(後輪のソロ川に取り付けられている、大きな丸い輪)を左右両手で操作することにより、直進や後進を、片側で操作することで方向転換をします。
介助者が推すこともできるように後方にハンドグリップが付いていますが、自走式ではハンドグリップにブレーキは付いていません。
屋外での走行では、斜面に注意が必要です。
たとえ緩やかな斜面でも、本人と車いすの重量が加わり、予想以上に腕には力がかかります。
また、ブレーキの掛け忘れに注意をしないと、立ち上がり時に転倒することがあります。
また、片麻痺がある場合などには片方に重心がかかり、車いすごと転倒する例が多く見られます。
介助用車いす
障がいが重く、上肢の力を自分で車椅子を操作できない人などに使われます。
自走用の場合は後輪についているハンドリムを動かしますが、介助用ではそれは必要ありません。
介助用では介助者が押して操作するので、後輪が小さくなっています。
また、介助者が操作するため、ハンドグリップにはブレーキが付いているとともに、脇にはパーキングブレーキも付いています。
自走用に比べて比較的小さく軽量でほとんどが折りたたみできます。
折りたたみには横開き式と縦開き式があります。
縦開き式はクロスバーがない構造なので頑丈ではありません。
整地されていない屋外では直進性や安全性に欠ける場合があり、注意します。
コメント